ブラックフライディ




ここ数年、日本でも耳にすることが増えてきている「ブラックフライデー」。特に小売店やショッピングサイトなどの広告や売り場でその言葉を見かける事が多いと思います。

しかし“Black Friday”とは果たして何なのでしょうか?

“Black Friday” の由来

“Friday”というワードが入っている事から、何やら金曜日に関わるものだという事は想像ができます。

しかし“Black”からは何やら暗いイメージも漂って来てしまいますよね。

しかし実際はそんな暗さは全くなく、一年に一回だけやって来る、こんなイベントの事なんです

the Friday after Thanksgiving, when shops reduce the price of goods in order to attract customers who want to start their Christmas shopping

Cambridge Dictionary

アメリカには、毎年11月の最終木曜日にやって来る “Thanksgiving Day” という祝日があります。

そして、その翌日が “Black Friday” なんです。

でも、なぜわざわざ祝日の次の日にそのような名前が付けられ、注目されているのでしょうか?それにはこんな訳があるんです。

“Black Friday” って結局何の日?

どうして “Black” なの?

こんなにも“Black Friday” が話題になる理由、それはとにかく大規模な「激安セール」が行われるからです。

日本でも年末年始の初売りセール会場などでの買い物客の気合いと殺気は凄まじいものですが、アメリカでは一年で最も買い物をする時期がクリスマスシーズン。その為この日を境に一気にクリスマスショッピングが盛り上がるといった流れです。

では、 “Black” の意味とは一体何なのでしょうか?

これは本来、Thanksgiving dayの翌日に我先にと買い物に押し寄せる人たちで大混乱する街の交通を取り締まっていたフィラデルフィアの警察が思わずそう表現した、という説があります。

ただ最近では、この日を境に小売店の収支が「黒字」(=be in the black)になることから “Black Friday” と呼ぶ、というポジティブな解釈が主流のようです。

 

日本でも年々Black Friday商戦に加わる小売業が増えていっている印象です。

これからますます盛り上がっていくであろうイベントですね。

 “Cyber Monday” とは?

更に近年では、“Black Friday” の週明けの月曜日にインターネットのオンラインショップの売り上げが急増することから呼ばれるようになった “Cyber Monday” というのもあります。

それに便乗して、連休明けにはオンラインショップがこぞって大規模なセール合戦を繰り広げるになり“Cyber Monday” として定着しつつあるようです。

消費者側からすれば、安く買い物をできる日が増えていくのは嬉しい限りですよね。

ちなみにアメリカのお隣カナダやイギリスでは「ブラックフライデー」ではなく、毎年1226日の「ボクシングデー」が大規模セールの日として有名です。

年々盛り上がりを見せている “Black Friday”  “Cyber Monday” 交通の混乱は唯一の懸念点ではありますが、これからも要チェックなイベントです。

ちなみにカナダではブラックフライディの大バーゲンといっても乱闘にまではなりません。

以下の画像を見るとアメリカとの違いがよくわかります。